06. レスブリッジにかかった虹

2015~16年フィギュアスケート、カナダ大会撮影記06. レスブリッジにかかった虹

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レスブリッジからの帰り道。ハンドルを握る前方は、小雨交じりのもやがかかったような風景が続いていたが、カルガリーに着く頃には雪に変わってしまった。同じ道を帰っているはずなのに、天気が違うとこうも風景の見え方が違うものかと、感慨しきりだ。
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思えば大きく天気が崩れ始めたのは、日曜日のプログラムが行われていた最中。メディアセンターの窓から見える空は、まるで水墨画のようだった。

「ひょうが降ったのよ」。片付けに忙しいボランティアの女性が教えてくれた。見ると駐車場の路面が濡れている。ビックリするくらい重く感じる機材を引きずりながら会場を出ると、霧のような小雨が降る空に強烈な夕日が差し込んだおかげで、綺麗な虹がかかっている。しまったばかりのカメラを取り出し撮っていると、同じように会場を後にしようとしていた多くの観客が同じように空に向けてiPhoneをかざして、思い出の一枚をおさめていた。
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選手たちが思い思いのコスチュームに身を包み、オリジナルプログラムを披露するガーラが終わったのは、ほんの数十分前のこと。 選手と観客は一体となり、昨晩までの熱狂の余韻に浸っていた。
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ガーラの締めくくりは、全員が氷上に集まりひとつ輪になるという美しい光景だった。
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その時空には、あの虹が姿を現していたことになる。気まぐれなレスブリッジの天候も、粋なことをするものだ。

写真協力
ベースボール・マガジン社「フィギュアスケート・マガジン」

コメント

  • ゆーこ

    昨年、レスブリッジに行くはずでしたが、寒くて強い風の吹く知らない土地で1人、レンタカーを借りて数日のスケート観戦は不安が残り、チケットを無駄にしてしまいました。でもスケート開催が無ければ決して訪れないような地。特別な感じのする見事な虹の風景を、想像力を掻き立てる静かな描写の文とともに見入っていて、もしも行っていたならば・・・と、思いを馳せています。
    水墨画のような空・・どんな空なのでしょう。見てみたいです。
    アルバータ州、レスブリッジ。。

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