03. 国の発展に貢献したカナダの大陸横断鉄道

VIA鉄道でカナダ横断4500キロの旅03. 国の発展に貢献したカナダの大陸横断鉄道

お気に入りに追加

北米大陸の東と西を鉄道で結ぶという壮大な計画が最初に持ち上がったのは1870年、カナダ建国の4年後である。当時カナダはまだ東部の4つの州しかなかったが、西のブリティッシュ・コロンアが連邦政府に加わる条件として、東西を結ぶ鉄道の建設を申し入れたのだ。

03. 国の発展に貢献したカナダの大陸横断鉄道-イメージ1

大陸横断国家を悲願とするカナダ政府はこの要望に応えるため、全力を上げて建設にあたるカナダ太平洋鉄道会社を支援することになった。そして大変な苦労の末、ついに大陸横断鉄道の最初のルートが完成したのは1885年11月7日。日本でいえば明治18年に当たる。特に難関だったのは、やはりロッキー山脈を越える工事だった。冬の積雪が5メートルにもなる峠を越えるため、雪除けの屋根を6.4キロも作る難工事の末、最後に東からと西からの鉄道がつながったのも、カナディアン・ロッキーの区間だった。

現在、「カナディアン号」が走るルートはそのさらに北側に敷設されたものだが、いずれにしても、この長大な横断鉄道を建設することは、建国間もないカナダにとって技術的にも、財政的にも私たちの想像を超えるような困難の連続だったに違いない。

03. 国の発展に貢献したカナダの大陸横断鉄道-イメージ2

しかし、その甲斐あって、大陸横断鉄道はカナダの各州を束ねて一つの国にまとめ上げるタガの役割を果たすと同時に、西部開拓を促して新生カナダに様々な果実をもたらすことになった。ちなみに、横断鉄道の沿線にあるジャスパー国立公園の観光名所「マリーン湖」やバンフ国立公園内に点在する温泉、「ルイーズ湖」などの貴重な観光名所も、この鉄道の建設がきっかけで、発見されている。

コメントを残す