プリンス・エドワード島トレイル③

カナダ - 150年 街道をゆく

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プリンス・エドワード島トレイル③

さて、プリンスエドワード島(PEI)の第2都市サマーサイドをへて、トレイルの旅はまだまだ続きますよー。

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トレイルの右側には、始発駅(点)ティグニッシュからの距離が時々、出てきます。今が142kmなので、ちょうど半分くらいまできましたね。さーっと通るのではなく、ゆっくり楽しみながら走りたいと思います。

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ある日、泊まったB&Bです。大体、トレイルからちょっと道路に出たところにあります。全てが快適、素敵なのでびっくりします。煙突も見えますが、PEIでは実際に現役で煙突を使用しているおうちも少なくありません。

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到着したら荷解きして、翌朝、また荷造り。もう毎日が小さな引っ越しです。それでも大体30分くらいで終わりますが、やる気がないとき?など、のんびりやってると準備に1時間かかることもあります。

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ちょこっとハイウェイに出てみると、こんな感じで、うねうねと一直線道。なのでPEIはドライブでも楽しめます。道も広いですしね。しかし、自転車でこの道はしんどそうです。

サイクリングの場合は、トレイルの方が断然、楽しめます。何度も書いてますが、まず静か。。。車の爆音も排ガスもありません。下はダート道ですが、固めなのでスムーズ。すごく緩やかな坂はありますが、ほぼ全て平坦なので、あまり疲れません。ぼくは一日50kmペースでしたが、一日30kmくらいなら、毎日がピクニックですね。

もちろん、全部のトレイルを走破する必要はありません。「特にこの区間がいいですよー」とか、ガイドさんが教えてくれます。PEIはどうしても「赤毛のアンを見て、おしまい」となりがちですが、一日くらいはレンタ・サイクルでOKなので、ゆっくりトレイルを走ってみてくださいね。ツアーも、夏期はほぼ毎日もあります。日本人はあまりトレイルを走らないので、日本人向けツアーではありませんが、ぜひチャレンジしてみてくださいね。

それに実は、このトレイルにも、「赤毛のアン」スポットが隠れてるのです!

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ここで勘の良い方なら気が付かれたと思うのですが、アンはどうやってノバスコシアの孤児院から、ここPEIに来たのでしょうか? 

そう、鉄道なんですね。そしてPEIのトレイルは、廃線跡を利用して整備されています。上の写真はその廃線跡であるトレイルに残っている鉄道時代の遺跡です。「1929」年と彫られています。トレイルには、こうした鉄道時代の遺跡があちこちにあります。これもまた楽しみの一つです。

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トレイルはまた、鉄道に乗らなければ見れなかった風景がサイクリングで見られるのも、魅力の一つです。

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橋もかかっていますよ。

アンもこんな風景を見てやってきたのでしょうね。

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ようやくたどり着きました。ここは、ハンター・リバー駅の跡です。

実は、ここはアンが初めて降り立った駅のモデルになったと言われています。マシューおじさんが馬車で迎えに行った駅ですね。

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昔はこんな感じだったそうです。意外にも、にぎやかな駅ですね。アンはどのあたりに座っていたのでしょうか。。。IMG_1392

当時の鉄道で使われていたスイッチバックです。こんなのも残されています。芝生がきれいですねー。

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そして、ついに手に入れました! 「赤毛のアン」の原版です。今はもちろんペーパーバックになって、800円ほどで売っています。名作なので、大体どこの書店でも手に入るようです。

ぼくはあまりコレクションとかに興味ないのですが、唯一、海外に行ったときに自分のみやげにするのが、その地の文学作品の原語版を買うことなんです。

サハリンに行ったときはチェーホフの「サハリン島」、ドフトエフスキーの「罪と罰」、スペインではロルカ詩集(スペインでは詩の朗読が盛んで、詩も朗読を想定して書かれている場合が多いため、この本では朗読CD付でした)、フランスではランボー詩集が中々手に入らなくて、片田舎の古書店でヴェルレーヌ詩集とともにようやく見つけて、歓喜しました。今でも宝物にしています。

通訳さんはいつも「ウエハラさん、読めないのに買うんですか?」とバカにするですが、読めなくてもいいんです! それに短い詩集くらいなら、翻訳本をそらで覚えるほど読んでいると、実はなんとなくわかるものなんです。不思議ですね。

「アン・オブ・グリーン・ゲイブルズ」は、もちろん英語で書かれています。英語が苦手な人も、日本語訳を横に置いて読むと楽しいですよ。日本で買うと高いので、PEIに行くことをお考えの方は、ぜひ現地に行くまで我慢しましょう。ちょっと古い表現が多いですが、英語の勉強にもなります。

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というわけで、最後に恒例?となりました食事の紹介ですが、このハンター・リバー駅の近くには、フィッシュ・ケーキのおいしいお店があります。その「バイ・ザ・リバー・ベーカリー・アンド・カフェ」のメニューですが、いやあ、いっぱいありますね。

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左にあるのがフィッシュ・ケーキ。3枚あります。ぼくは初めて食べたのですが、タラとジャガイモを混ぜて焼いたものだそうです。これはビーンズ(豆煮)とのセットです。真ん中のソースはハラペーニョで、辛かったです。パンも自家製で、PEI産バターを付けて食べます。

それでは、また次回をお楽しみにー(^^)

 

コメント

  • kosumi tomoko

    私はモンゴメリーさんの姪御さんにお会いしましたが、やはりそこで原作の絵本を買いました。次回行く時はトレイルをサイクリングしてみたいです。

    • 上原善広

      そうか、絵本もあるんですね(!^^) 知りませんでした。モンゴメリさんの姪御さんに会えたなんて、すごいですね! あと向こうの書店で「赤毛のアン」を求めたとき、アンと作者モンゴメリの検証本?みたいなのも横に並んでいたのですが、さすがにこれは読めないなと諦めました。邦訳があるのか気になるところです。タイトルをメモすれば良かったと悔やんでいます。

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